2017-11

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PTA組織準備委員会を「保護者の総意」をとりまとめる組織だと思っている方がいて困っているのですがこれはどうすれば

ツイッターでの会話の中で、「PTAが自動加入であっても小さな社会の総意であれば問題ない」と言っている人がいた。
小さな社会とは、学校関係者、つまり「児童生徒保護者・教員(管理職含む)・その他の学校職員・これから子どもを入学させる保護者」を指すのだとか。
このへん
とか
このへん
が関連ツイート。

それらの人々で構成する集団イメージのことを「社会」(便宜的にこの後、「学校社会」とする)とよぶこと自体には別に異論はないが、そこでの「総意」とはどうやって決定されるものなのだろうか。
私が、
「その社会でPTA自動加入容認決議をしていると言えるところなど、PTA加入を入学要件としている私立校を除けばひとつもない」
と述べたところ、
「全国しらみつぶしに学校を調べて回ったわけでもないのに短絡的で危険な断言だ」
と非難されたのであった。
そして、「学校社会に内規は存在する」という趣旨の反証として
「PTA組織準備委員会の存在とその決議内容」を挙げてきた。

彼の理論によれば、組織準備委員会で決定された初期の規約は、その後に社会の構成員が入れ替わろうとも、(改定が入ることは前提としても)有効であり続け、入れ替わった構成員にもその規約で定められた権利と義務は継承され続けるという主張らしい。

さてそれでは、PTA組織準備委員会とはなんなのかをあらためて洗い出してみたい。
たしかに、PTAがない段階で結成されるものであろうから、PTAの内部組織でないことは事実だろう。では、だからといってそれは学校社会の総意を決定できる権限と責任を持つものなのか? 学校社会の構成員はそこで決定された権利と義務を継承する、あるいはしなければならないのか? ここが大きな疑問が発生するところである。

インターネットで検索ヒットするうちの上位何件かを調べてみよう。

<A校>
学校統合に伴い、「統合準備委員会」が設置され、協議事項のうち一つに「新校のPTA組織の運営に関すること」があって教委への報告事項となっている。
委員は、統合校の校長・副校長・保護者代表・地域住民代表・公募市民から教委が任命する。

となっている。
「ん?教委の任命した委員がPTA組織準備すんの?社教法12条違反じゃね?」
と思ったあなた。ピンポ〜ン。
私も実はそう思ったのであるが、まーそれはとりあえず飛ばして次に行こう。

<B校>
学校統合に伴い、「統合準備委員会」が設置され、その下部組織に「PTA組織部会」がある。
この委員会の設置要項を確認すると、「所掌事務」のうちのひとつに
・統合後の学校支援組織のあり方に関する事項
というのが定められている。
学校支援組織って、まさかPTAのことじゃないよなぁ…。ハハハ。

委員は、地域学校委員・学校関係職員・小学校及び保育園保護者代表者・そのほか教委が必要と認める者
となっていて、これまた教委が委嘱することになっている。

えっ? 保育園保護者代表は委員会に入れて、幼稚園保護者とか、どこにも行かせてない保護者とかは入れないんだ、へー。
地域学校委員ってなんだ? と思って検索してみると、ここの地域特有のもので、
「自治公民館・地区公民館・関係機関・青少年団体等の代表者や関係者、保護者、民生児童委員、 地域コーディネーター、保護司、社会教育委員、学識経験者など」
で構成されて、役割としては
・校長の説明する事項について、意見を述べることができる。(ちょっとよくわからない…)
・地域の次世代育成や教育力の活性化など地域づくりのための要望を行う。
・学校の支援体制の整備 募集・集約・活動
・学習・生活支援活動
・環境整備
・登下校安全確保
・合同行事の開催
その他となっており、ようはPTAの構成員の範囲を非保護者まで広げたような組織のようだ。

<C校>
ここもB校と同じく、学校統合に伴い、「統合準備委員会」が設置され、その中で「PTA組織部会」がある。
PTA組織部会の検討事項は
1 PTA の組織運営(規約・組織編制・役員の選出、運営計画、予算等)に関 すること
2 PTA の交流活動等、その他 PTA 組織部会に属する事項
となっていて、構成員は
・保護者代表者(といっても旧3校のそれぞれPTA会長)
・学校職員
・地域代表者
・必要と認める者(主語がないけど…)
となっている。

このほかにも何校かの公開情報を見てみたが、統合校においては大同小異のようだ。
つまり、ほぼ例外なく教委主導でPTA組織準備委員会ないし部会(を含む学校設立準備委員会)が結成されており、PTAの規約が決められているということだ。

これらを調べていくうちに「はて?」と思ったのだが、そういえば総会も無ければ採決の履歴もない。
ものごとが決まるのは、たとえばこの議事録みたいに、
委員「いいですね〜」
委員「素晴らしいですね〜」
部会長「じゃあこれでよろしいでしょうか」
全員「了承〜」
みたいな、いっちゃあ悪いが相当イイカゲンな、「あんたら酒呑みながらやってんじゃネェの?」的な経緯で決められているんである。
意思決定ロンダリングとはよく言ったもので、こんなんで「統合準備委員会にて正式に承認され決定されました!」みたいなハナシになっちゃうわけなんである。

考えてみれば当たり前である。委員会は議決機能を持つ団体ではないのだから、総会もルールに沿った採決もあるわきゃないのであった。飲み屋の会話と大して変わらない。
こんなんで、こっち(保護者)が委任したわけでもない、教委が指定したどこぞの誰かが寄り集まって、どどーんと、さも重厚な「決定事項!」のように、頭からどどーんと、勝手なハナシを決めつけてくる、それが「統合準備委員会=PTA組織準備委員会」の正体であるわけですな。まさにロンダリングマジック。
百歩譲って新設校のことを教委の委嘱委員会が決めるのはまだ行きがかり上しょうがないとしても、PTAのことを勝手に決められてもな。自由意思で任意で結成する団体じゃなかったんかい。

えーと、誰かが、PTA組織準備委員会が決めた規約は学校社会の内規だなんて言ってたのは、いったい何だったんでしょうか。いつどこで、「学校社会の構成員の総意」なんかが諮られてんの?
そもそも規約自体がPTA内部のことに過ぎないじゃん、という根本的なツッコミはおいとくとしても、その決定が当時の学校社会の構成員の総意であったなんていうのも単なる幻想、何の根拠もない話であった、ということが、ほんの10分ほどのインターネット検索であっという間に明らかになってしまったのであった。

もういっかい言うが、ちょっと考えてみれば当たり前なのである。
議決効力を持つ団体は、法律によって設立されたもの以外は、法人かどうかを問わずぜ〜んぶ「任意参加」なのだ。
「保護者」や「学校関係者」という強制的な集団において、「総意」なんてぇものがそうそう「何分の何なら可決〜」みたいに決められるわけないの。「本人の意思による加入」というプロセスは、どの段階かで、絶対に踏まないと、「個人個人の意思をロンダリングして“総意”ってことにする」なんてことは不可能なんですよ。ほんっとに当たり前の話だ。って3回目か。

コメント

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匿名さん、コメントありがとうございます!
はい、私にとってもむずかしかったです。。。

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ぶきゃこ

Author:ぶきゃこ
東京多摩地区。
会社員しながら4匹にエサやり中。
母親としてはもう相当数無理あり。
中2以来、ずっと重度の中二病。
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