2015-02

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【ずばぁっと検証】平成22年事務連絡まつり

業界(だから何の!)では有名な「平成22年度優良PTA文部科学大臣表彰についての文科省事務連絡」。

これは、PTAは任意加入であることを文科省が明言したものとして、画期的だと業界では賞賛された行政文書である。
このブログでもリンクさせてもらってるThink!PTA!でも、トップページに直貼りで特集を組んでいるくらい、重大事件視されている。
優良PTA文部科学大臣表彰新基準の周知状況

しかしながらよくよく検証してみると、この特集ページはちょっと盛り上がりすぎかもしれない可能性もある。
というのは、優良PTA文部科学大臣表彰の選考基準改定!!という見出しはついているものの、実情としては、表彰要項に添付されているお手紙の文言の中に、「任意加入を前提」という言葉が入っただけだからだ。実際の表彰要項が改定になったわけではない。

なおかつ、このページでは、
事務連絡は、市区町村のPTA選考の現場に伝わっているのだろうか?
という見出しで、その事務連絡の内容(=任意加入を前提、という文言)が市区町村レベルに降りていないことを問題としている、しかし……

まるおさんも、文科発「事務連絡」が都道府県教委に留め置かれていた!という記事で同じ指摘をし、都教委に掛け合って、都教委発の事務連絡を発信する約束を取り付けるという快挙を成し遂げている。ただしその後のレポートは見つけられなかったため、都教委発の事務連絡が実際にどのような文言であったのかはわからなかったが…(私の探し方がヘタなのかもしれない)。だがしかし……

マジメに考えてみると、この事務連絡なるものは、もちろん正式な文書ではあるものの、言ってみれば表彰要項の「送付状」であって、都道府県教委にあてたものである。であるからして、そのまま下(市区町村)へ転送されるべきものでは最初からない。もちろん「表彰の前提」は伝わらなければいけないだろうけれども。普通のビジネスでも、どこかから来た送付状をそのまま別のところに付けて送るというようなことをすれば、まあ内容にもよるがどちらかといえば非常識、な部類に入るだろう。

もし私が当時ツッコミを入れたとすれば、送付状の内容が末端まで伝わっていないじゃないか、という点を都道府県教委に問い詰めるよりも、任意加入が前提、といいながらもチラッと送付状の(普通は読み飛ばすような)前置き文内に書くだけで、かんじんの表彰要項にまったく反映されていないのは、言ってることとやってることが違うのではないか、という文科省本体に対する指摘のほうになったかもしれない。
しかし私は当時事務連絡のことなんか知らなかったし、もしその事務連絡のことを知っていたとしてもそこまでしようと言う頭もなかったし、まるおさんたちがそういう指摘をしていることももちろん知らなかった。私がPTAに退会届をたたきつけたのはもっとあとのことだから。
あ、もちろん、まるおさんも「優良PTA文科大臣表彰『被表彰候補団体調査票』」などの記事でそういう指摘(実際に反映させなきゃ意味ないだろう)は併せてしている。

何が言いたいかというと、送付状の文言はさておき、実際の表彰要項と調査票のほうが、現場に与える影響としては比較にならないくらい大きいということだ。
「任意加入を前提として表彰する」というのがホントのことならば、そんな重大な基準は送付状なんかじゃなくて表彰要項の一番上の、「1 趣旨」のところに表記されなければならない。もっと本気に、「任意加入が出来てなければ表彰しない」というのであれば、当然「2 表彰基準 (1)組織、運営」のところで箇条書きで入っていなければ、結局「言ってることとやってることが違う」のである。

業界ではほとんどの人がこの
(A)PTAが任意加入の団体であることを前提に、できる限り多くの保護者と教師が主体的にPTA活動に参加できるよう組織運営や活動内容の工夫をしている団体を適切に評価できるようにするもの
という一文を、
(B)任意加入の団体であることが優良PTAの前提である
と文科省は言っている、と解釈している。
その解釈は間違ってはいないだろうし、まるおさんはじめ疑問を持つ方々が文科省に個別に確認した結果、「そういう意図です」ということで裏を取っているのであろう。
しかし、すべての先入観をとっぱらってこの文章を読んでみたとき、
(A)=(B)
と解釈出来るか?
と言えば、正直けっこう無理があると言わざるを得ない。
むしろ素直に読めば、「PTAは任意加入なんだから、より多くの保護者が参加出来るような工夫をしてる団体が良いよね」と言っているように思えてならない。
つまり自動加入なら、参加が多いか少ないかを表彰基準にするのは理論上おかしいんだけれども、任意加入なんだから、「多いほうがグー」ってことで良いよね、という意味である、ととらえるほうがなんだかストレートに受け止められる気がするのである。

ちなみにこの表彰基準は調査票にどのように反映されているかというと、「会員の加入状況や多くの保護者や教師が参加できる組織づくりとその運営方法の工夫等」という記述式回答となっている。この部分と、あと少しのマイナーチェンジだけが22年度改定といえば、改定であるらしい(※)。つまりこの記述式回答で「会員の加入状況は100%」と記述すれば、「任意加入であるのは当然の前提として、それでも100%加入なのよね、スゴイでしょ」という報告に仕上がる、というからくりなのだ。
※なんで「らしい」かというと、22年度の表彰セット(要項と調査票)を入手出来ていないからである。まるおさんの記事と、平成21年度・26年度資料をもとに本記事はかかれているからだ。その流れを根拠に、「22年に基準の改定はされていない」と言っている。

まるおの雑記帳記事「今後、非任意加入を行っているPTAは『優良PTA』として表彰されるべきではない」によると、平成23年度の調査票には、それまであった加入方式の回答項目がなくなっているということが指摘されている。
これ(加入方法をたずねなくなったこと)を「改悪」と見ることもできよう。
横浜市のウェブサイトに「平成21年度優良PTA表彰候補団体 推薦にかかる資料」が掲載されているが、そこの調査票にはその項目(加入方式の回答項目)があったので、特に22年に新たに盛り込んだわけではなく、以前からあった項目のようである。
私が「22年度に表彰基準は改定されていない」と言っているのはそういう根拠もある。
細かいことを言えば、加入方法の回答項目が平成22年に消滅したのか、23年に消滅したのかは、上述した理由(現物が無い)で確認出来ていない。しかしどちらにしても調査票の改定であり、選考基準の改定ではない。実際に「任意加入を表彰の前提と」したことは、一度もないようなのだ。

なお併せてまるおさんによる「県から国にあげる段階の選出に際して『自動加入』のPTAは一応減点してきた昨年度までの選考」という記述もあったが、それまで減点していたという根拠を私は見つけられなかった。
先の横浜市の平成21年度資料にもそのような内容は盛り込まれていなかった。最終選考でそのような減点があるのであれば当然、市教委から各学校につたわらなければならないように思うが…これは後ほど、まるおさんにお尋ねしてみようと思っている。
余談であるが、この資料についていた記載例は、当然のごとく自動加入で100%という記載例になってて、わらかされました。

文科省は、クレーム避けのために単年度で送付状に「任意が前提ですよ〜」と宣言したのだろうか?
なぜ「単年度」と私が言うかというと、事務連絡での明言が確認出来ているのが22年度だけだからである。
さやさやさんから寄せられたコメントによって文科省から開示をもらったところ、26年度の送付状(通知)にはそんなハナシはみじんも書かれていなかった。

ここから先は私のかってな妄想であるが、ひょっとすると文科省としては、「任意加入は、前提でありあたりまえのこと。審査基準ではない。だから、任意かどうかを調査票で確認すること自体おかしい」という官庁にありがちなヘリクツ論法をつかい、22年に「前提ですからね」と都道府県向けに周知した後は、23年度に調査票からさっくり削除したのではないかという疑念が湧いてくるのだ。

文科省はもちろんのこと、どこの官署も学校長もPTAも、人事はくるくる変わる。どっかの単年度で送付状に「任意加入…前提…」ともやもやした一文が入っていたとしても、現在ではどこにもそういう趣旨の反映された通知文、表彰要項、調査票、および関係者の理解、どれもまったく存在していない、というのが現実的な結論になろう。

なので、ガーラさんがこの記事でコメントされている
「任意であることを前提に活動している団体が対象って
 いってませんでしたかぁ?!」
について文科省から返信が来ないのは、
「なんの話かわからないから」
だからだと思われます。
ちゃんちゃん(´Д`)
スポンサーサイト

ホーム

プロフィール

ぶきゃこ

Author:ぶきゃこ
東京多摩地区。
会社員しながら4匹にエサやり中。
母親としてはもう相当数無理あり。
中2以来、ずっと重度の中二病。
ツイッターもあるヨ→@ bkk858

最新コメント

最新記事

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

リンク

このブログをリンクに追加する

検索フォーム

月別アーカイブ

カテゴリ

PTA非会員日記 (108)
備忘・やりとりの記録 (68)
学校の謎 (16)
雑なモロモロ (34)
ごあいさつ (2)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。